料理通信6月号(5月発売)に投稿しました。5月1日

スーパーが試みる“環境に配慮した包装” ナチュラル・ブランデング Natural Branding。

 

農薬、合成洗剤などの有害な化学物質の出現による大気汚染や地球温暖化など環境汚染がが騒がれている。年間800万トンのプラスチックが世界の海洋に漂い、このままでいけば2050年には魚の数よりプラスチックごみの量が上回るとの報告もある。
大手スーパー「デレーズDelhaise」は、ごみの発生を抑える手段の一つとして、ビオの野菜と果物に直接ロゴを打つ手段を考案した。レーザーで文字やロゴを野菜の表面に着色するためどんな包装も必要としない。また本体の質や風味、香りを失うことはなく、安全性も高い。
皮が柔らかいトマトなど限界はあるが、かぼちゃ、バターナッツかぼちゃ、ズッキーニ、キュウリなど20種類。初夏から開始し、目標は13トン/年のゴミ縮小。環境に優しい包装は「包装しないこと」という、消費者の意識を変える発信にポジティブな反応が多い。