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ブレンド塩 Sel d’épices au café

2015年10月

 

 

塩といえば、以前このコーナーでも紹介したフランスのブリュターニュ地方で生産されるゲランド(sel de Guérande)という塩は、日本のデパ地下や輸入食材店でも見かけるようになり、今では広く知られている。そして、最近では用途によって塩を使い分けるなど、家庭でも幾つかの塩を揃える人も増えてきたのではないだろうか。今回はこのゲランドの塩を使ったブレンド塩を紹介したい。

 

「Le Marché du Wine Bar」は、ワインバー兼レストラン(Le Wine Bar Sablon des Marollesが経営するエピスリーである。興味深い食材が並ぶ中、目を惹いたのがこの塩。「紅茶がブレンドされた塩」と「コーヒーがブレンドされた塩」の2種類がある。紅茶のブレンド塩は魚料理に、コーヒーのブレンド塩は肉料理に合わせるのがオススメらしい。今回はコーヒーのブレンド塩を買った。この塩にはコーヒーの他にも、セップ茸やサフランなどの高級食材、エストラゴンやその他のハーブ、スパイスがブレンドされている。

家に帰るなりさっそく試してみた。袋を開けるとサフランとほのかにコーヒーがまざった何とも大人の香りがする。舐めてみると上品でゆっくり溶けていく。このまろやかなしょっぱさが肉の旨味を引き出してくれるのだ。


まずは、ステーキなどに直接かけて試してほしい。また、パスタソースやスープなどの仕上げに、普段の塩に替えて使ってみるのもオススメだ。いつもの料理に奥深い味が加わる。もちろん少し贅沢だが肉の下ごしらえにも使える。香りはさほど感じなくなるが、肉にゆっくり浸透して余分な水分をだし旨味を凝縮してくれる。この塩で自家製のソーセージ(下記にレシピ記載)やパンチェッタなどを作るのもおもしろい。

また、ジビエ、フォアグラ、根菜類やきのこなどとも相性が良く、まさにこれからの季節にぴったりの塩である。


鶏胸肉の自家製ソーセージ

 

<材料> 

鶏胸肉200g、「Sel d’épices au café」4g、砂糖2g

 

<作り方>

① 鶏ムネ肉に砂糖、Sel d’épices au caféの順でなじませ、

  ジッパー付きの袋に入れ、冷蔵庫で2〜6時間おく。

② 冷蔵庫から取り出したら、キッチンペーパーで余分な水

  分をとり、ラップに包み両端を輪ゴムで留めてソーセー

  ジの形に成形する。さらにアルミホイルに包む。

③ 沸騰した湯に ② を入れ、再度沸騰したら火を止める。

④ 蓋をした状態で湯が冷たくなるまでそのまま浸けておく。





Le Marché du Wine Bar

196, rue Haute - 1000 Bruxelles

営業時間

水曜日〜日曜日 11:00〜19:00