侍になった小便小僧

  

2016年10月

2016年がベルギーと日本の友好150年にあたることを記念して、ジュリアンの名で親しまれる小便小僧に、江戸時代の高位の武家のみが着用できる男性の衣服、直垂(ひたたれ)が贈呈され、その贈呈式が9月17日ブリュッセル市庁舎で行われた。これで彼は955着目の衣装を持つことになった。  


当日は、ブリュッセル市助役の挨拶に続き、直垂を着用した駐ベルギー大使石井正文氏と小便小僧友の会(l’Ordre des Amis de Manneken-pis)会長の挨拶があった。その席上で、日本人作家制作の直垂と烏帽子(えぼし)が公開された。

 

その後、特製の手押し車に乗せた小便小僧を先頭に、助役や大使、友の会のメンバー達は景気の良い和太鼓に導かれ、グランプラスで開催中のフォーク・フェスティバル(フォルクロリッシモFolklorissimo)の間を練り歩き、元祖小便小僧が立つ四つ角まで行進。狭い四つ角を埋める観光客が待ち受ける前で除幕が行われ、喝さいを浴びた。

 

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友好150周年記念の行事である「オメガング」、「フラワーカーペット」など他の行事のビデオは、日本大使館のYoutubeに掲載してあります。ぜひご覧ください。