オクトーバーフェスト Oktoberfest 2015

2015年10月

 

 

世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」は、ドイツ南部のバイエルン州ミュンヘン市で毎年秋に開催される、1810年から続く伝統行事です。今年は9月19日~10月4日に開催され、早速初日に行ってきました。 

 

第一印象はとにかくすごい人の数。世界中から毎年600万人以上が来場し、700万リットル以上のビールが消費されるそうです。広大な会場は東京ドームの約9倍。その敷地内に14の各醸造会社の巨大ビールテントや小さな屋台、観覧車、ジェットコースターなど多くのアトラクションがあります。初日は午前中に開催のパレードがあり、正午ちょうどに全てのビールテントで一斉にビール解禁の乾杯となります。事前にビールを注文した客へは、12時丁度に一斉に乾杯ができよう、ちゃんと直前にビールが運ばれてきます。解禁の瞬間のテント内はみんなビール片手に大盛り上がりでした。

 

テントでの席の座り方は二通りあります。一つは事前に予約した席か、予約していなければ相席の空席を見つけて座ります。しかし空席を見つけるのは至難の技。できるならオンラインで事前予約をお勧めします。とくにテント内は大混雑なので入場規制がかかり、入場列に並んで入っても席を見つけることはなかなかできません。私達はテント内を諦め、外のデッキで何とか相席を見つけました。この相席も楽しく、現地の人や観光客と一緒に乾杯をして話に花が咲きました。

 

さて、席についてビールを注文すると、問答無用でひとり1Lのジョッキが出てきます(1杯約11ユーロ)。ウェイターは力持ちで、男女関係なしにこの巨大ジョッキを8~10個抱えて運んできます。ビールが大好きな私でも、さすがに2杯でお腹がいっぱいになりました(隣のドイツ人の若者は私が1杯飲み終わる間に3杯目に突入していました)。

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テント内にはビール以外にも食べ物のメニューもあり、しっかり食事もできます。私達はお勧めと言われた鶏の丸焼きと巨大プレッツェルを注文しました。鶏の丸焼きは肉がとても柔らかく、味付けも丁度でビールにとても合いました。有名なニシンの酢漬けが入ったサンドイッチも、酢がよく効き、淡白なパン生地とよく合い美味しかったです。本場のプレッツェルは、パリッとした表面で中はふわふわな食感で、塩が効いておりいいおつまみになりました。またテントに入れなくても、会場内には屋台が沢山あるので、プレッツェル、サンドイッチ、鯖の丸焼き、アイスなど様々な物を買うことができます。


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ドイツオクトーバーフェストは毎年10月の第一日曜日を最終日とする16日間の開催です。この時期のミュンヘンとその近郊都市のホテルの値段は2倍以上になりますが、1年前からすでに予約が埋まっていくので予約はお早めに。ビール好きには欠かせないお勧めのお祭りです!

 

 

オクトーバーフェスト2015 公式サイト

http://www.oktoberfest.de