魔法の世界の飲み物

 

2017年1月

ホグズミード村にはマグル(魔法使いではない人)がいっぱい
ホグズミード村にはマグル(魔法使いではない人)がいっぱい

 行って来ました、大阪にある「魔法使いの世界」へ。そうです、USJことユニバーサル・スタジオ・ジャパンのハリー・ポッターの世界を再現したエリアにやっと行くことができました。意外とこじんまりとしていて、歩き疲れるほどのエリアではありませんでした。USJ自体が東にある夢の国ほど大きくはないので、考えてみればもっともなことではあります。
行ってはみたものの、私自身はハリー・ポッターについてはほとんど知識なし。どうしてそんなに人気があるのかと第一巻を斜め読みしただけで、わが子が食い入るように映画を見ていようが発売日を待って最新刊を買おうが、ほとんど無関心でいました。子どもがいなければテーマパークそのものに無縁な人生を歩んできたであろう人間です。

そんな私みたいな人でも楽しめるのかと言われれば、それなりに楽しめるようにできているからこれだけ人気なのでしょう。話を知っていればもちろん何倍も楽しめるのでしょう。イギリスの小さな村のようなエリアはホグワーツ城を中心に、お話に登場する小さい店がたくさん並んでいて、ショーウィンドーもひとつひとつ魔法の世界に登場するものが飾られているので、知らなくてもおもしろいものです。
 

バタービール(右)とパンプキンジュース(左)
バタービール(右)とパンプキンジュース(左)

道の真ん中の売店では魔法界名物の「バタービール」を売っています。こどもでも飲める聞いていたので、アメリカのコーラのような炭酸飲料、またはルートビアのようなものかと思っていたのですが、違っていました。確かにノンアルコールで、ビールとは名ばかりという点では同じでしたが、味は全然ちがいます。バタービールというだけあって、乳製品のこくがあり、シナモンやクローブなどのスパイスが効いています。

見た目はビールによく似ていますが、冬にはホットがあり、夏にはフローズンもでてくるそうです。映画でも登場人物が泡のヒゲをつけながら飲んでいたようですが、それをまねして口の上を真っ白にして飲んでいる人たちもいました。これはインターネットで多数の自己流レシピをみつけることがきます。もっとも簡単なところでは、クラブソーダにバタースコッチシロップとバターを混ぜ、アイスクリームや泡立てた生クリームを浮かせるものが多いようです。私が味わったものは、ニューヨークで飲んだアップルサイダーのようにシナモンなどのスパイスの味がアクセントになっていたので、シナモン、クローブ、ナツメグなどを少し足すと近いかもしれません。


これまたお話に出てくるパンプキンジュースというものも、アメリカのパンプキンパイのようにスパイスがよく効いていたように思います。映画や小説を読んでどんな飲み物だろうと想像をたくましくしていた人にはきっと夢のような飲み物なんでしょうね。ちなみに、思い入れの強い人たちは、魔法魔術学校の制服やローブを身に着けてきています。もちろんエリア内でも売っていますが、結構なお値段でびっくりです。ねだらなかったわが子に少しほっとしたのもつかの間、魔法の杖はしっかり買わされてしまいましたが・・・。

※写真をクリックすると拡大表示と説明文が出てきます。