ザ・チョコレートライン

2015年7月



ベルギー観光のトップの一つであるブルージュは、街全体が美術館といわれるように見どころがたくさんある16世紀の街である。その街に型破りなチョコレート屋、「ザ・チョコレート・ライン」がある。何が型破りかというと、ベルギーのお家芸である伝統的なプラリネに、料理の食材を組み合わせるという新しい道を開いたからだ。

例えば、アーモンドのプラリネとカリカリのフライド・オニオン(Cebolla)、ビートのジュレとノワゼットのプラリネ(red earth)、カベルネ・ソーヴィニヨン酢のキャラメルと松の実のプラリネのガナッシュ(Cabernet-Sauvignon )、フレッシュバジル、アーモンド、ドライトマト、黒オリーブ(Italiaanse Javanais)等の他、カリカリのフライド・オニオン、サフランとカレー、スモークしたベーコンとキノアなど留まるところ知らない。これらのプラリネを創作したのがドミニック・ペルソーヌ(Dominique Personne )。パリの星つきレストランで修行中、チョコレートの魅力に惹かれ方向転換したという元料理人だ。

また、口紅として塗って楽しむチョコレートや、鼻から粉末チョコレートを吸い込む「チョコレート・シューター」(ローリングストーンズのミック・ジャガーの誕生日用に考案した)など、奇想天外とも思えるアイディアが飛び出す型破りなショコラティエである。





The chocolate Line

Simon Stevinplein , 19

8000 Brugge

www.thechocolateline.be