ボコ(boco)
2015年11月
ジャムなどを入れる「広口びん」という名前の、新しいコンセプトのビストロ『ボコ』が、10月ブリュッセルに開店した。5年前パリにオープン以来、既に6店をかまえ、外国では初めてブリュッセルにオープンした。
システムはこうだ。棚に並ぶ食事系やデザート系のびん入の食事を、その場でイートイン、またはテイクアウトする。びん入りといえどもレシピは超有名シェフやパティシエ達製で、現在は10人のフランス人と3人のベルギー人のシェフがいる。
ベルギー人は、王室御用達パティスリー・ヴィタメールのポール・ヴィタメールPaul Wittamer、2つ星レストランのコムシェソワの元シェフと現シェフPierre Wynants, Lionel Rigoletだ。フランス側はスーパーパティシエのクリストフ・ミシャラクChristophe Michalak、フィリップ・コンティシーニPhilippe Conticini、3星シェフのレジス・マルコンRégis Marcon、エマニュエル・ルノーEmmanuel Renaut、ジル・グジョンGilles Goujon、2つ星が2人、M.O.F.のフリップ・ウラカPhilippe Urraca 等という豪華さだ。料理やパティスリーの内容は、彼らのトレードマークとなっている皿や郷土料理及びパティスリーをびん詰め用にアレンジしたもので、例えば、ヴィタメールは店の定番「フォレ・ノワール」、コムシェソワは郷土料理の「シコン・グラタン」だ。
メニューは季節により変わり、それにより値段も多少は変わるが、現在は、10 €(皿とデザート)、15 €(前菜とデザート)、14,80 €(前菜と皿、デザート)。もちろん単品でも買える。この値段なので3星の本格的な料理は望めないが、質の良い食材を使っているので、ロワールやサヴォワ地方に行かなくても3星シェフの味付けを試すのに良い機会だといえる。
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boco
Avenue Louise, 521 1050 Bruxelles
Tél 02 647 70 54
オープン:月~金 7時半~20時
土曜 8時半~20時
日曜 8時半~16時